小さな芸術的形状:スプリング耳かき

バネが耳かきになった

スプリング耳かき

ワイヤー耳かきと同じように針金を使っていますが、こちらはスプリングのようにぐるぐると巻いた構造をしています。
いくつかのタイプがありますが、総じて耳の形にフィットする柔軟性と、優しく耳垢をこそげ落とすワイヤーの性質を併せ持っています。

スプリング耳かきの特徴

スプリング耳かき 図

ワイヤー耳かき以上に良くしなり、耳への圧力を緩和してくれます。
壁に張り付くタイプの耳垢をこそげ落とすだけでなく、スプリングの隙間に耳垢をとらえるので、粉耳タイプの人でも効率よくとることが可能です。
飴耳、粉耳の両方に対応した優れた設計といえます。

スプリング耳かきの弱点

しかし、形状の関係から先端部のサイズが大きくなりがちで、耳の穴が狭い人には少々使いづらいかもしれません。
先端部が太めということで、耳垢が塊状になりやすい人は押し込まないように気を付けるべきでしょう。

もう一つの問題点は「掃除が大変」ということです。
特に粉耳は耳垢がスプリングの間に入り込むので、拭った程度では取れません。
掃除用として小さなブラシが付属していますが、要らなくなった歯ブラシならもっと掃除がしやすいので、そちらを使ってもよいでしょう。

スプリング耳かきの種類

スプリング耳かきのバリエーション

スプリング型

先端部が巻いたワイヤーだけで作られているタイプです。
一番しなりが良く、耳に優しい種類です。

芯入り型

スプリングの中に「芯」があるような構造で、スプリングの型崩れを防ぐ効果を持ちます。
使用感が綿棒に近く、綿棒派の人にも親しみやすい構造です。

ループ型

他の物と異なり、ワイヤー型耳かきに細く長いスプリングでループを作った構造をしています。
ワイヤー耳かきとスプリング耳かきを合わせたような設計で、粉耳の取りやすさは他の二つを凌駕します。

横幅が少し広めになりがちで、構造の関係から小さなものが作りにくいため、耳の穴が狭い人は使いづらいと感じるかもしれません。

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