釘から生まれたアイデア:円盤耳かき

新型耳かきの先駆け

円盤耳かき

軸の先端部に複数の円盤を通した固定したような形の耳かきです。
何とも変わった形で、パッと見には耳かきには見えません。
大工が釘の頭で耳をかいていた様子から生まれたともいわれています。
円盤耳かき以外に、コイル耳かき、スクリュー耳かきとも呼ばれています。

円盤耳かきの特徴

円盤耳かき 図

この耳かきは円盤の縁の部分で、耳の壁にひっついている耳垢をこそげ落とします。
円盤の部分は薄くなくてはならず、同時に耳垢をこそげ落とせる強度が必要なため、基本的には金属製です。

掻き取る力が強く、取った耳垢を円盤の間に留めるので、粉状の耳垢を取るのに優れた効果を発揮します。
そのため、普通のヘラ型の耳かきでは耳垢が取れないという人におすすめです。
また、掻く力が強いので、耳がかゆいときにもうってつけです。

円盤耳かきの欠点

普通のヘラ型の耳かきに比べると、耳垢を掻き取るための面が小さめです。
そのため、塊状の大きな耳垢は取りにくい傾向にあります。
また先端部が丸いので、耳垢を逆に押し込んでしまうこともあります。
そうした意味でも、塊状になる飴耳の人には向いていない耳かきといえます。

円盤耳かきの素材

使われている素材はステンレスが一般ですが、チタン製の上等な物もあります。
チタンはステンレスよりも軽量で、腐食に強く曇りも生じにくい優れた素材です。
ただし加工が難しく製作に費用が掛かるため、1本あたりの価格はステンレス製の物の10倍ほどします。。

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